スノーボードには、様々な素材が使われています。 芯材、グラスファイバー、ソール材、エッジ、インサートホールナット、それらを結合する樹脂・・・芯材には、カナダ産のメイプルウッドや国内産のブナ材、ウォールナッツを厳選して採用し、木材の加工法によって、より軽く、バネを生かす加工をしたり、より経時変化の少なくなる加工をしたり、目的に合わせて木材の加工法を選択しています。グラスファイバーは、オーストリア製や日本製の何種類ものグラスを各モデルごとに最適化し、それぞれに採用しています。ソール材には、オーストリアのISO社や国内の最も滑走性の高い、超高分子シンタードベースを採用。今考えられる最高の素材を惜しみ無く使って、最高のボードに仕上げています。
サンドウィッチ構造は、最もオーソドックスなスノーボードの構造・製法ですが、最も速く変化に対応する事のできる構造でもあります。サンドウィッチ構造以外の製法では、一度決めたフレックスパターンを変える事は容易では有りません。常に進化するトップライダーのライディングスタイルに対して、ボードデザインやフレックスには、ますます速い進化が求められています。私達は、この自由度の高いサンドウィッチ構造で自由度の高いフレックスパターンをいくつも設計し、テストし、改良して、より快適な乗り味のスノーボード作りを目指していきます。
ウッドコアの厚みのバランスはボードの乗り心地のすべてを決定するといっても過言ではありません。また、このウッドコアを精密に、ばらつきなく研摩することが均一で高性能なスノーボードの生産には欠かせません。 MOSSのスノーボードの芯材は、コンピューターで制御された最新のコアサンダ−による研摩で超精密なウッドコアに仕上がっています。その誤差は1/100mm単位で制御されているのです。
私達のR&D体制は一年中休む事なく動いています。多くのトップライダーを擁するプロダクトチーム・R&Dチームは、自分たちが考え、そして求めるスノーボードを追求しています。決してマーケットに迎合するのではなく、あくまで理想を追求したスノーボードデザイン、そしてテストを繰り返しています。1/100mm単位違いのフレックスパターンを、何度も何度もいろいろなコンディションでテストします。本当に良いスノーボードは、ライディングの中からのみ生まれ、そしてライディングによって快感を得る事のできるスノーボードだから。